オタオタ☆コスプレ居酒屋!

ベースは普通の居酒屋なんだけど店員がコスプレしてるトコにいってきた。愛☆蔵太さんが経営する蔵☆太平山ってトコ。

さて、僕は元来コスプレってものが好きじゃない。こっちの偽者が本物のまねをしても、所詮偽者だからだ。ALMA、SNOW、てのひらを太陽に……KANONAIRスキームを活用した幾多の泣きゲエピゴーネンに文字通り泣かされた僕らには、当たり前のことだろう。
名雪、あゆ、真琴、そして僕たち世代のリアリティ、栞。彼女たちと、名前も忘れたALMAのキャラたちを比べてみて欲しい。
そこに真実はなかった。

コスプレは、確かにこっちにあのコがいるように見える。そういう意味ではいいものだと思う。でもそれは、偽者なんだ。熊本を砦に化け物と戦ってるわけじゃない。まして、女の子しかいない島に流されて藍蘭島でもない。
コスプレで満足すること、それはこっちの世界を超克できない自分の弱さを認めることだ。こっちにいるような気がする、だから二十枚も写真を撮る!? こっちは二十枚軽くいくから、そっちが先にやってだと!? そもそもなぜ写真を撮るのにお願いを!? マリ見てに「携帯で写真撮るのはちょっと、、、」なんていうコはいないぞ! 裕巳はそんなこと言わないよ! 「え、ちょっと困ります、、、(わーん姉さまどうしよう!)」だよね! 僕は間違ってないぞ! もちろん、それ相応にかわいくはあった。でも、店内に貼られたまほらばのポスターを見てみろよ! どっちが美しい? どっちが真実だ?



本物はペンティアムマシーンの中にいる。
「春が来て、そのまま春だったらいいのに」 
僕はこの呪文をまだ忘れていない。



あと、あゆってあの奥行きのある方じゃないからな。たいやきも持ってないくせに、あゆなんて名乗るなよ! 栞も「13歳とは思えない歌唱力と度胸を兼ね備えてる。」なんてコじゃないぞ。もっと奥ゆかしくて、守ってあげたくなるようなコなんだよ!