”You’ve been in the house too long” she said

間違った。
部屋に三次元人を入れてしまった。
机の上に無造作に置かれた、のりまつななみ様の同人誌。小学生と思しき幼げな少女が、スカートをまくって微笑んでいる。その下には「お兄ちゃんのおもちゃ(量産型)」とタイトルが。
コメントは、なかった。


しばらくして、三次元人はフルポリゴンさながらのスムースな動きで部屋を去った。僕は、お兄ちゃんのおもちゃを手に取った。
やはり、美しい。
少女たちの可憐な仕草は、こちら側の不完全さを暴露する。このような美を描くのりまつななみ様は、切に流麗であるに相違ない。ななみ様はPINK HOUSEがお好きでらっしゃる。そのお姿は全的に儚く、至上のみやびが絢爛しているのだ。
ななみ様はコミレヴォにご参加されるそうだ。せめて一目だけでもそのお姿を拝し、お慈悲を賜りたい。だから私はレヴォに参じる。ななみ様の美を、全身で受け止めよう。私という存在の構成要素すべてが、ななみ様の美に連なる一粒子として変換され、私は二次元的に編集される。
それはまさに革命、こみっくによるレヴォリューションなのである。



さて、下の方でタロウ君がメガネがないと大好きな同人誌が見れないとタイプしている(極度に速いブラインドタッチで、震えながら)。だが、案ずるな。僕はいま、君のメガネをとおして汁気の多いロリ同人をたっぷり見ている。このレンズの閾値ギリギリまで、エロ同人でいっぱいにするんだ。するとどうだ、このメガネはエロ同人しか見れなくなるって寸法だ。
それは僕たちの夢だ。
世界の二次元化。奥行きは死に、ただ美少女のみが存在する。妹、幼馴染、勝気なクラスメート、ちょっと抜けてる先輩、たいやき好きの女の子、いつも一人でいるけど実は寂しがりやのあのコ、、、彼女たちはもちろん僕のことが大好きだ。僕を中心に世界の関係は定義される。「先輩」は「先輩」でしかなく、「妹」は「妹」でしかありえない。これが僕たちの夢、僕たちが望む永遠だ。

「えいえんはあるよ。ここにあるよ」

あのときは気づかなかった。えいえんは、まさにここにあったんだ。




おととい作った曲
おにいちゃん大好き!って曲名にした。
ガバばっかり聴いてます。よいなあ。イベント行きたい。
ガバのイベント一緒に行ってくれる人募集します。あとコミレヴォも。